『塔』2012年2月号掲載歌
『塔』2012年2月号の掲載歌です。
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包帯のような苛立ちに縛られて夜は死ぬのだそれはそれとして
快速で逃れる舟よためらはず大きく曲がれおまえの時間
眼を閉じてあきらめの橋を渡る時私はよく啼く夜鷹の一部
昏迷すらはかなくなって(冬空に)ななかまどの実が枝にあるようだ
『塔』2012年2月号の掲載歌です。
包帯のような苛立ちに縛られて夜は死ぬのだそれはそれとして
快速で逃れる舟よためらはず大きく曲がれおまえの時間
眼を閉じてあきらめの橋を渡る時私はよく啼く夜鷹の一部
昏迷すらはかなくなって(冬空に)ななかまどの実が枝にあるようだ