2012-06-11 兎 短歌 海ぎはは昏く急いでいる電車 われらが跨がるせわしなき線うたつかいの呼び声が遠ざかるとき 横たわろうか眉をひそめて驚きが触れてるくるまでシナリオは終わらずにわずかに焦げてゆく言いつのる事はなくなり悲しんでいるのはたしかしょつぱいソース大騒ぎすればいいだろ地下茎がウインクしてる古びたまきば夢よ先に眠ってしまへ人の夜をかどわかしつつあるひとひねり片手間がちょうどいいのだ真っ白に切り揃えておく兎の毛皮