2012-09-10 デフラグ 短歌 霧雨の僅かにかかる花火の夜 怯えるだろうわたくしたちは要はそれ 痩せた青柳が埋まる北国の列車に飽きている月さんざめく雨の庭園 冷えてゆく種を埋めよう甘い麺麭には白いシャツの下にデフラグされている夜を隠して (おまへののぞみ) われわれの眩しき頭痛 階段に昼差す暗がりを手土産に