天窓の外には俺が睡つてた 眩しい船が飛ぶ夜がくる逃げ水の様に私は消え失せる 熱い舗装に抱かれていると早く我を殺して世界 世界の前で死ぬ朝をまつ夢の中で別の結末を開けてゆく セロハンテープで直された紙夏雲の如き怒りを映しつつそのまま私を赦さずに…
待つ事は爆音の中で眠ること 信じてはならぬこの音楽を待つあいだ音楽は鳴るかるがると ひかる音楽よ鳴るのを止めてからたちのように雨には棘があり白い花が咲く 眠そうな君つんつんと雨が尖って避けがたき体温の雨 未だお静かに胡桃の木の褐色の肌理 すべす…
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