夜の霧につつまれるべき さきざきにうす紫に染むグラフィティ北京から電話は遠い 壊れゆく時は丘のようになだらか隠しいる嗜好はこの血 眼を細めしずかに絆を断ち切るときのまだ降らぬ雨に待たれているのなら濡れに行こうか 石の足もてなぜ音がするのか夜は …
家に帰る酷い瞬間 洗剤の満ちた鞄から手を放したい帰り道を真水のごとく揮発させ想像の中に消えゆけ我が家帰り道は一つのあはれ ふわふわと青い小鳥が煙を吐いて二度とここに戻らぬように 液体は土だ 南と描かれた扉
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