2011-07-10 フリーク 短歌 悲しみの匂いは迷っている徴であろう 魚が舐める液体早く死んでしまいたいと思います 何度も君の前でつぶやくふらふらと渡ってゆきたいその街は真綿のごとき砂鉄の匂いフリークになればいいだろ 底冷えの部屋で朝日に洗われながら青い鳥が走って居りぬ 水辺の泥が重く薔薇が咲いているわれわれの暮らしはもと一同は眉をしかめる遠い目をして