2012-01-22から1日間の記事一覧
『塔』2012年1月号の掲載歌です。 - 山査子の匂いは流れてゆくばかり 迷いつつ君は立ち上がって 今其所の熱き懸念よまざまざと留まるがいい病む船として 君の荷が引きずられてゆく砂利の道 正夢は赤いテントを張って 私等の棲まう柔らかきこちら側 低く曇天…
『塔』2012年1月号の掲載歌です。 - 山査子の匂いは流れてゆくばかり 迷いつつ君は立ち上がって 今其所の熱き懸念よまざまざと留まるがいい病む船として 君の荷が引きずられてゆく砂利の道 正夢は赤いテントを張って 私等の棲まう柔らかきこちら側 低く曇天…