2009-03-14 塔 2009年3月号掲載歌 短歌 塔 2009年3月号の掲載歌です。 - 蜂鳥の如く発車す 銀色の丸き背中を誰か押したきかろやかにスターバックスに入りゆくそのかたわらの夜空の匂いさまざまなかたちがあろう 邂逅ののちはすべての希望を捨てる今日の日は虚飾に過ぎず 希望持て吐きまた喰らうタナトスの髪