2011-01-15 横臥 短歌 まだ何も耳を側だてないように われわれの肺が目覚める昏さ海際で母のカメラが濡れたとき 濡れた一部がわたしであればうつ伏せると冷たい花火と思はれる 鼻は冷たく柔らかい部位君は眼が閉じられる時の音楽を聴いている 石が割られる音を