2010-03-01 三寒 短歌 コケモモのやうに微かな繊毛を光らせており雨夜のビルは歩いているあいだは夢をみるじかん トレンチコートを百舌の様に着る春風がざわざわと鳴り黒塗りの盆のごとしも 夢見る池はスイッチを入れるとかたり 思い出のような音して暖まる部屋